弱視児童への漢字指導

小学校の当時にみなさんも漢字の指導を受けたと思います。

書き順・とめ・はね・はらい・字形…

などなど、ポイントはいくつもありましたよね。

でもこれらの指導には注意する点があります。

次の動画を見ていただくとわかります。

平成28年の文化庁国語審議会でも

「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(平成28年2月29日国語分科会)

○手書き文字と印刷文字の表し方には,習慣の違いがあり,一方だけが正しいのではない。

○字の細部に違いがあっても,その漢字の骨組みが同じであれば,誤っているとはみなされない。

と報告されています。

特に小学校の先生方はiPadで漢字指導することも多いと思います。

でも、弱視の子どもたちは

「細部を捉えるのが難しく、全体を捉えるのが苦手」

ですから、書き順・とめ・はね・はらい・字形…などを余裕があれば指導してもいいのですが、弱視の場合はそこはきっちりと割り切っていただいたほうがいいです。

ただでさえ日常で漢字に触れる機会が少ないので漢字が嫌いにならないようにしていきましょう。