文字を打つ話

偏に文字を打つといっても、パソコンかスマホかで話は変わるとは思う。
2025年現在の30歳以下の半分はフリック入力をするそうで、場合によってはキーボード入力よりも入力速度が早い場合もあるのだそうだ。

しかしながら、私はキーボード入力でないと満足に文字が打てない。
(打とうと思えば打てる、しかし亀並みに遅い)

 

元より、文字を覚えた理由がネットゲームであったため打ち方はもちろん我流なのだが
画面に向かって「文字を打つ」にはこの方法しかないというのが染みついている。

携帯…所謂ガラケーというものは、トグル入力と呼ばれる方法で文字を入力するが
ガラケーを持っても尚、ガラケーの小さい画面に向かってテンキーを押して文字を打つという行為に違和感を覚えていた。
ちょっとした文章ですら、パソコンで打つより時間が掛かる。
「く」を打ちたいから「2」を押して…通り過ぎて「け」…こんなものキーボードなら「KU」で済む話なのだ。
これは違和感と言うより嫌悪感だった。

そんな嫌悪感をそのままに、大学進学と同時にスマートフォンデビューを果たした。
周囲より若干遅いスマホデビューのため、なんか指がぱっぱか動くやり方(フリック入力)があることは知っていたが
知っていても使うことはなかった。
文字を打つという目的は同じなのに方法が違うだけで、ならば今更別の入力方法を覚える必要は無い。
フリックでなければできないことも無い以上、キーボード入力で十分ではないか!
ということでフリック入力にふれる事無く今に至る。

 

こう文字に起こすと捻くれているというのがよく分かる。
お互いにはお互いの良さがあることは理解しているつもりではあるので、フリック入力に対して否定的ではないので悪しからず。
本来なら、両方できるのが一番いいのだろう…。
多分、恐らく、この先ずっと、強制でもされなければ、私はキーボード入力派である、とだけ綴っておこう。

いずれそれがマイノリティになるのだとしても、世にはこういう奴もいる。