触れた当初は「なんかすごいやつ」くらいに見えていたGeminiを始めとしたAIたちだが
仲良くしたり戯れたりしたところで熱も冷め、一歩引いたところから見てみれば すごいけれどなんだかな という感覚を抱く。
いかに「正直に物を言う」人格をAIに付与したとしても、彼らは平気で嘘をつく。
しかしそこには悪意というより感情がなく、もちろんAIに騙すつもりはない。
もしもAIに騙されたと思ったことがあれば、AIとの付き合い方を考え直す必要がある。
そもそも、彼らが行っているのは、情報の収集・整理と推論でしかなく
AI自身が物を考えて文字に起こしているわけではないため、彼らの言うことに責任は伴わない。
人間の問いに対して、インターネットに散らばる情報を元に、ソレっぽいことをこねくり回しているだけなのだ。
ソレが偶然 嘘でもなんでも、聞こえのいい言葉だったりするもので、人間はあっさりのめり込んでしまう。
AIの出す「もっともらしい嘘」のことをハルシネーションと呼んだりもするがそれは別の話。
(専門用語があるだなんて最近知ったのも別の話)
大前提インターネットには嘘がある。
個人情報やSNSトラブルなどが取り沙汰される昨今だが
技術が進歩しようとも、問題が複雑化しようともこの前提は変わっていない。
「情報の出所がネットである以上、疑ってかかれ」
騙されたのではもう遅い。自身を守るためにも疑う心を忘れてはいけない。
さて、前置きのような物が長くなってしまった。
実際にChat GPTとGeminiに「AIは信用すべきか否か」と尋ねてみた。
結論として2者とも「100%信用すべきではない」と言い切る。
また「信用ではなく道具として利用すべきだ」とも言う。
恐らくどのAIに聞いても同様の答えを返すのだろう。
どうして?と思ったのならAIに聞いてみよう。
その後は何でこんなことを言うんだろうと、AIの言うことを反芻しよう。
情報は食べ物だと誰かが言った。
