支援の視点

ICT支援員として入っていて、よく”どうやったらよりよくなるのか”を考えます。

ですが、なかなかいい案が思いつかなかったり、かみ合わなかったりすることもあります。

その要因の一つに、”誰のために”、”どういう目的で”、どんなふうにICT機器を活用するのかの方向性が、見誤っていることがあると思います。

ICT機器を使うために使う、というのは論外(目的と手段がひっくり返っている)のはもちろん、”対象を含まない視点で考えた”活用は、必ずしもいいとは言えないでしょう。

事例をみていて、事例の多くが2つの要素の内どちらか(もしくは両方)をもつように感じました。

それは、”いまできないことをできるように(マイナスをゼロに)”と、”新しいことをできるように(ゼロをプラスに)”の二つです。

前者は意思の疎通が難しい、PCやタブレットなどの操作ができないなどを改善するなど、できなくて困っていることを出来るようにする

後者は、これまでできなかったことや、困難だったことを、ICT機器を使うことで出来るようにする

という感じでしょうか。

一般校でのICTの活用というのは、後者がほとんどのように思いますが、特別支援学校においては、まだまだ前者が多いように感じます。

将来、交流を持ったり、いろいろな活動に参加したり、仕事をしたりすることが出来るようにしていくには、前者は必要不可欠です。
後者についても、自分に自信をもって、強みを持って参加していくのと、ただ他の人と同じことが出来るのとでは、全く異なります。

ICT機器を活用する方向性をよく考えて、支援をしていきたいですね。

はにわのてりぃ
  • はにわのてりぃ
  • わたしは、約3,000年前に生まれた、「てりぃー」。
    当時は、卑弥呼にこき使われていましたが、仕事に失敗し、左遷で鳥取にやってきました。
    当時の鳥取には、何もなかったので一生懸命開拓しました。
    疲れ果てて、寝てしまい気づくと土が上に被さり、いつの間にか土に埋もれてしまいました。 それから数千年後、鳥取県のある地区にある「古墳」で発見され、掘り返されちゃいました(笑)
    現在、大山町の「古墳・埴輪博物館」を生活の拠点にし、日々パソコンの勉強をしながら働いています♪ 趣味は、寝ること・食べること♬
    最近ハマっているパソコン♪ PHPやPythonを使用したプログラムに挑戦中。このサイトで何とか記事を作ってUPに頑張ります~ぅ♪ はにゃぁぁぁ~~~

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