日本語はオノマトペの宝庫

自然現象や日常にあるオノマトペを探して、色々調べ物をしていた時
オノマトペを定量化して、評価するという「Hapina」というAIの存在を目にした。
同じ柔らかさを指す「ふわふわ」「ぐにゃぐにゃ」という言葉を やわらかさ や 不快さ という項目で数値化するものらしく
ぐにゃぐにゃのパンケーキ か ふわふわのパンケーキ ならどちらが優れているか明確に示すことができるようになる
…のだそうだ。

 

これはすごい。
1つの事柄を説明するのに、3通り4通りと表現できてしまうのが日本語
その大部分がオノマトペだと私は思っている。
但しオノマトペというやつは、種類の豊富さのせいなのか意味が曖昧。
しとしとと雨が降る ぽつぽつと雨が降る
どっちが強い雨を表しているのかと聞かれると、キッパリとは(専門家でもない限り)言い切れないはず。
これを言い切れるようになるというのだからすごい。

 

改めて、日常の会話を思い出してみると、オノマトペの多さに気が付く
少し古いが、テレビなどで「メール等どしどし募集していますからね~」の「どしどし」だってオノマトペ
夏はサッパリ冷やし中華、デザートにはフンワリ生クリームのケーキを食べよう。その後、体重計に乗ってギョッとする。
昼食後はどうしてもウトウトしてしまう。コーヒーでも飲んでシャッキリしよう。
などなど、オノマトペに溢れているのだ。
こんなに多くの言葉、大して教えてもらってもいないのに、いつ身に着けたのだろうか。疑問である。