太陽が昇らない島と日本の時差

北極圏のスバールバル諸島というところに、局地観測のお手伝いに行ってきました(第2弾)

スバールバル諸島のロングイエールビーン(ロングイヤービーエン)と日本の時差は-8時間。現地で朝5時に目覚めたときには、日本はすでにお昼休憩が終わった13時ということになります。日本とやり取りしていると、半日損した気持ちになっていた…そして、現地で諸々が終わり、一息ついた夕方16時は日本はすでに深夜0時。ここでまた、日本のみんな…もう寝てるよね…と、少しさみしい気持ちになったものです。

現地で滞在していたゲストハウスには、時計がなかったので、基本的にはiPhoneとiPadを使っていました。

そこで活躍したのがiPad[時計]の世界時計!こんなに活躍したのは初めてというくらい大活躍でした。というのも…冬のロングイエールビーン(ロングイヤービーエン)は極夜といって、一日中太陽が昇らないのです。

iPadの世界時計は日照時間の変化が見れるので、最初の頃はむやみに一日に何度も見たよね^^;

↓ 8:29のロングイエールビーン(ロングイヤービーエン)

↓ 18:38のロングイエールビーン(ロングイヤービーエン)

一日ずっと日照ゼロです。本当に日焼け止めが必要なかった…

画面右上の+をタップすると任意の場所が追加できるので東京(日本)の他に、滞在場所と経由地を追加で設定しました。-8時間の計算が面倒な時は、このiPadの時計がとっても便利!ちなみにiPhoneでも世界時計機能はありますが、この世界地図は表示されません。

この時計を見ていて、パリ(フランス)、オスロ(ノルウェー)、コペンハーゲン(デンマーク)は同じ時間だということを知った私…これ、理科や社会の勉強で使えるのでは?と暗い極地で、日本のICT教育のことを考えていたのでした。