ICT支援員の”百聞は一見に如かず”

定期訪問で学校に行くと、授業の空いている時間や放課後に先生が相談に来られます。
先日も「スイッチを使ってiPadで絵本を読んでいるけれど、スイッチが長押しになっていまい、うまくページがめくれない」
というご相談がありました。

こういったお話を聞いて、まず頭に浮かぶのは『言っていることはわかるけれど、全然わからない』というのが本音です(苦笑)
スイッチってどんなスイッチ?身体のどこを使ってスイッチONしているの?スイッチインターフェースは何?iOSアプリは?とハテナだらけになるのです。
一つ一つ聞いてみても良いのですが、気になることを全て聞けたとしても、最善の解決法まで辿りつけるかな?というかんじ…

あらゆる可能性と解決策が頭の中に浮かんでは消え…最終的には『実際に見てみないと何とも言えないですけどね~』ということになってしまいます。

後日、スイッチを使用している様子を見せていただいたのですが、思った以上に(いや、先生の言われる以上に)スイッチを上手く使えていました。
これはiPadの設定とアプリの選定が必要かな?と思ったのですが、先生が[Keynote]で作成された音声付きの絵本を使用されていて、対象の子どもさんもこの絵本が大好き!ということで、できればこれを活かしたい!と、iPadのアクセシビリティ”タッチ調整”を設定しました。

一見同じ相談内容に思えても、実際の状況によって対応が変わることも多々あります。
百聞は一見に如かず。現場に足を運ぶのが最善最短の解決方法。だと思っています。