特別支援教育にかかわるICT支援員の視点とピントの切替え

学校のICT支援員やICTサポーターというと、教育系やIT系の職歴や経験を持っている方が多いのかと思います。
私は医療福祉の現場経験を持ち、特別支援学校のICT支援員からスタートしたので、少し特殊な例なのかもしれません。
故にデフォルトの思考パターンが、個別支援や合理的配慮といった土台の上にICT活用がのっているというイメージです。

特別支援教育や小学校(低中学年くらいまで)だと良いのですが…
中学校や高等学校のICT支援員として入る場合は、この思考パターンのモードを替えなければ、自分の”ICT支援員アンテナ”にほぼ何も引っかかってこない…
ということが起こります。

「個別支援モード」と「一斉授業モード」の2つのモードを完全オンオフの切り替えというよりは、バランス調整をしているようなかんじ…
ミクロとマクロ、近くと遠く、木と森、個と全体…どちらに視点やピントを合わせるのか?と同じです。

逆に考えてみると一般校のICT支援員が特別支援学校や学級、個別のサポートが必要な児童生徒に対応する場合も同じようなことが起こる可能性もありますね。
通常クラスの中にいる本当はサポートを必要としている児童生徒が、1人でも多くまた1日でも早く必要な人や支援と繋がることができますように…