ちょっと危ないハンディ扇風機

梅雨が早々に開け、もはや夏。
暑さの準備運動はお済みだろうか。私は全くである。

 

さて。
いつの間にか流行っていたハンディ扇風機に関するお話である。

ハンディ扇風機とは読んで字の如く、手持ち型の扇風機である。
卓上や据え置きタイプとは違い、比較的サイズは小さめで鞄や懐にしまっておける。
この時期ともなれば、100均や家電屋など様々な場所で見かける。

また、羽根を回して風を起こす従来のタイプの他に
ペルチェ素子という電気を流すと冷たくなる半導体を用いたプレートを搭載した扇風機も登場している。
風を浴びつつ、プレートでひんやり。あの手この手で涼をとろうというワケだ。

 

しかし、この扇風機を動かしている物は「リチウムイオンバッテリー」である。
バッテリーということで、直射日光の当たる場所や高温の環境での放置は危険だ。
仮に使えたとしても、電池の劣化や故障が早まってしまったり、最悪のケースでは発火や爆発の恐れがある。
加えて、落下や衝撃にもめっぽう弱く、こちらも最悪発火や爆発する可能性がある。

オマケに炎天下での使用は、体温より高い温度の風を送ることになるので暑さ対策にはならない。
屋外で使うのであれば日陰で使うのが良いだろう。

特性を理解して、便利アイテムと仲良くなろう。