ICT支援員が無力感を感じるとき

ICT支援員になりたて、学校に入ったばかりという状況を除いて、これはツラいな…と個人的に思っているものを2つあげてみる。
1つめは、学校にいても特段何もすることがない(求められていない)とき。2つめは「教員でもできるから」という言葉がICT支援員の耳に入ってきたとき。
きっとこの2つは、私だけでなく現場にいるICT支援員をじわじわと苦しめていることだろう。

質問や相談をされたときに応えられない、授業の提案ができないというのは、ただ知識や経験、情報が不足しているということなので、支援員個人の能力のとして伸びしろもあるし解決方法がわかりやすい。

トラブル対応以外にすることがない、教員でもできるからと言われるということは、ICT支援員が授業のサポートに入ったり活用の提案をしたり、機器の準備や設定などを行う意味やメリットを、先生方が実感できていないということでもある。私だけでなく、他の支援員がこういった状況に置かれていることを知るだけでも胸が痛い。

先生方には先生としての役割があり、他の様々な業務の負担を軽減し本来の役割に集中できるようにと、ICT支援員として陰ながらサポートしているつもりが、伝わっていない、実感を持ってもらえていないという実力不足を痛感するからだろう。

身近にICT支援員や専門職がいる場合は、もっと頼って良い、そんなに抱え込まなくても良いと思ったりしている。「忙しい」「やることがいっぱい」と思っているなら尚更です。