話題のドラマ「silent」で考えるICTについて

いつの頃からか、テレビドラマを全く見なくなってから早数年…
今季絶対に観た方が良い!という、人からの勧めで唯一見始めたドラマが「silent(サイレント)」です。

若年発症型両側性感音難聴で聴力を失った、目黒蓮演じる佐倉想。
想が高校生時代の仲間や先生と再会したときに、スマートフォンやタブレットを使ってコミュニケーションをとるのですが…
個人的には心の中で「UDトークだ!」と、ややテンションが上がったポイントでもありました。

手話も気になって何度も見返すのですが、UDトークの”そうを想とはそう簡単に訳さないぞ…単語登録しているのか?”と、他にもいろいろ気になるところが満載。
結果的にこれまでの放送分は、全て2回ずつ視聴しているというドハマりっぷりです。

聴覚障がい者と健聴者のやり取りをドラマで振り返ってみると…
愛していると言ってくれ(1995年)は、手書きメモ。
オレンジデイズ(2004年)はガラケー。
silent(2022年)はスマホ、タブレットアプリ。
と時代の流れと技術の進歩を感じますね。現代はドラマの見逃し配信なんてのもある。

そして最近の若い世代は倍速視聴といって、早送りで映画やドラマなどを見ると言われていますが、このsilentは倍速再生では絶対にわからない細かな演出があちこちに施されています。
ぜひ、ゆっくりじっくりと見てみてくださいね。