鞄に入っていた有線のイヤホン
使わないからとしまっておいた充電ケーブル。
久しぶりに取り出すと決まって絡んでいる。 もうこれは世界に運命づけられているとしか言い様がない。
絡んでしまうのは有線特有の悩みだが
それが煩わしいのなら、QiなりBluetoothなりに頼ってしまうのが一番早い。
しかし、スマホがQiに対応していないだとか
有線のヘッドホンでなければいけないだとか、乗り気じゃないだとか、有線を使うのにも理由がある。
でも絡む。
ケーブルが絡むのは運命だと表現したが、実際嘘でもない。
新品の充電ケーブルでも、箱や袋から出した時点で既にクセがついている。
これのせいで、いくらケーブルを引っ張っても、形状記憶合金よろしく元に戻ろうとするワケだ。
オマケに、ある大学では「紐の絡まり方」について実験した際に
「長くて柔らかいケーブルほど短時間で絡まる」ことが分かっている。
紐が動いている最中に輪っかができ、そこを他の部分が通り抜けると結び目ができる。
窓に付けるブラインドの紐や、電気の紐に何故か結び目ができているのはそういうことなのだ。
絡ませない対策として、最も効果的なのは輪を作らないように短くまとめることだ。
ケーブルバンドで固定したり、8の字巻きをすると良いのだとか。
特に8の字巻きは、ケーブルにかかるねじれの力を打ち消すように巻くことができるため
巻き癖がつきにくいのだそうだ。
ケーブルが絡むのは運命である。
抗える運命でもある。