生成AIとICT支援員の心のなか

学校にICT支援員として訪問し、日々様々な相談に対応しています。
初歩的なことから専門的な範囲まで内容も幅広いのですが、対象が児童生徒でも先生方でも、できるだけ分かりやすい言葉で説明するように心がけているつもり…
私も特別、ITや情報通信について専門というわけではないので。
それでも時々”専門用語はわからない”的なご指摘(?)を、大人からいただくことがあります。

ところで…クラウド、OS、バグって専門用語なのでしょうか?
もはや一般的にも使われる用語になっていると思うのです。
これらの言葉を使わずして説明することも出来ますが、伝えるために必要な文字数は増えますよね。

”将来の事を考えておいた方がいいよ、生成AIに仕事を奪われるから”というお声も、ICT支援員本人に直接届いたりします。
ご親切にありがとうございます。私はICT支援員は”仕事ではなく、ただの役割”だと思っているので、仕事がなくなることはないです。
それに職業柄、一般の大人よりも早くから生成AIに触れているので、生成AIの進化や得意なこと、難しいことについても体感しているつもりです。

クラウド、OS、バグという言葉が分からない大人がいるのに、生成AIに相談したところで返ってきた回答の理解ができないしょう…と、心の中で密かに思うのでした。
生成AIに聞いてもね…ということを、一人の人間としてもっとお話ししたいですし、”隣にいて直接教えてほしい”に対応したい。
人間だからできることがあると思っています。それがICT支援員。