Wi-Fiの速度

 自宅や職場で無線LANを設置し、Wi-Fiを使えるようにしている方が多いですが、実際通信速度ってどうなんでしょう。安定していますか?
 私も自宅・職場とWi-Fiを設置していますが一般家庭用のWi-Fi機器は微妙です。それはなぜか? 端末のブラウザからインターネットを見ているとたまに止まりしばらく固まったようになります。その後、何事もなかったかのように、インターネットが表示されます。Wi-FI機器は、国内外のメーカーからたくさん種類が出ていますが、今回は、機器選びについて説明します。

★300Mbpsや400Mbps,866Mbpsってなに?

これらの数値は通信速度です。では、実際にどれくらいの速度がでるの?

計算式です。 まず、この数値はbitという単位で表記されていて
正式には300 Mega Bit Par Seconds と表記します。要は1秒間に300 mega bit の速度が出ますよという意味です。

まず、bitを消すには8で割ります。

300 ÷ 8 = 37.5

これで、1秒間に37.5MBytesの通信が可能です。

ですので、数字が上がれば上がるだけ理論値では通信速度が上がります。
この現象は、日本の電波法の関係してきます。高い通信速度では電波を束ねる技術を活用しますので、アンテナ数が増えます。その関係で全体の出力が上がるため、アンテナ本数が増えれば増えるほど速度が落ちます。

★5GHz,2.4GHzってなに?
5GHz,2.4GHzは周波数を指します。周波数は無線の波長を指し、短所/長所がそれぞれあります。

【2.4GHz】
■短所
・たくさんの種類の機器で使用されている周波数なので、
混雑して不安定になりやすい
■長所
・壁などの障害物にある程度強く、電波を受信しやすい
・Wi-Fi搭載の機器はほぼ対応

【5GHz】
■短所
・2.4GHzと比べて障害物に弱く、
通信距離が遠くなると電波が弱くなる
・古いWi-Fi搭載の機器では、未対応の場合がある
■長所
・Wi-Fiルーター以外で使用されない周波数なので、
繋がりやすく安定している
・2.4GHzと比べて、
高速な通信が可能

※なお、2.4と5GHzの同時併用は基本的にはできません。