ICT活用の目的や意図は後付けで良い!

授業のICT活用は、はじめに目的や意図を持って取り組んだ方が良いのか?という問題。
ここからは個人的な意見になりますが”目的や意図がある方が良いかもしれないけれど、予め見い出せないのであればなくても良い”と考えています。

ICTに長けている先生ならば『〇〇の授業で、〇〇のツールを〇〇のタイミングで使って、子どもたちに〇〇について気付いてもらう」とか「〇〇の力をつける」といったことが、はじめにイメージできると思います。最初にある程度の予測ができているので、実際の評価もしやすい。

逆にICTのことは全くわからない…という先生が「使わない(使えない)」となってしまうこともありますよね。

この中間で多くみられるのが、カメラ機能を使った学習、Webブラウザを使った調べ学習、プレゼンテーションの作成と発表あたりではないでしょうか。
取っ掛かりは『〇〇の学習で〇〇が使える、使うといい(らしい)』といったことから、操作が簡単で先生方がチャレンジしやすいということもあるでしょう。

とりあえず授業で使ってみた ←まずはこの一歩が大事
ですが、一番のポイントはこの後です!
実際にICTを取り入れてみて”子どもたちにどのような変化や、気付きがあったのか?”を探してみること!

はじめに明確な目的や意図がなくても、後付けができれば良いと思うのです。
大人たちの目的や意図を、子どもたちがひょいっと越えてくることもあるので、そこを見つけられたら良いのではないでしょうか。

この発見をベテラン先生がICT支援員に教えてくれたり、解説してくれることが、密かな楽しみとやりがいに繋がっていたりもします。