学級新聞作りとiPad活用の進化

ある学校の国語の授業で、毎年2学期に行われる学級新聞作り。以前は模造紙に手書きで作成していたものを、3年前にiPadのKeynoteで作成することを提案し、当時の担当の先生が取り入れて下さいました。

模造紙一枚の学級新聞を数人で同時に作成することになるため、コーナー別に分担して手書きで書いたものを、グループ全員でレイアウトを考えて模造紙に貼り付けるといった手順でした。コーナー別の手書き作成の部分を、iPadのKeynoteに置き換えたのです。AirPrintで印刷したスライドを、好みでカットして模造紙に貼るだけ。

手書きに苦慮していた子どももiPadを使うことで作業に加わることもでき、結果的に作成時間の短縮につながりました。手書きで記事を書く作成部分にかけていた時間を、記事のネタの考案や、取材に時間をあてることができるようになりました。(←ここに学級新聞作りの本来の意味があると思う)

しかし、この学級新聞作成の国語の先生が毎年変わるんです…私はこの学校の担当ICT支援員として、3年続けてこの国語の授業支援に入らせてもらっているので、この3年間の進化を側で実感することができるのですが、きっと担当されている先生自身は気づいていないでしょう…Keynoteもこの間に、縦書きができるようになりiOSの機能自体も進化しています。

ICT支援員の役割って…継続的なサポートを行い、学校や授業の状況などを担当の先生方に伝えていくことも含まれるのだろうな…と考えるのでした。