ペーパーライクフィルム・後日談

以前、おススメですといった、ペーパーライクのディスプレイ保護フィルム。
それを使っていた人が「あれ剥がしちゃった」らしい 何故なのか
今回はそのお話です。

 

剥がしてしまった理由として、2つあるようです。
まず、ペン先が思った以上に早く削れてしまったこと。
ペンタブや液晶タブレット(液タブ)、はたまたiPad、どちらを使用していたとしても
遅かれ早かれペン先は削れていきます。
ペン先って消耗品なんです。
削れ方は使用者によりけりですが、描いて3時間ほどでペン先が平らになっている人もいるそうで
ここで大きく関わってくるのが、筆圧と摩擦です。
特にペーパーライクフィルムでは、ガラスフィルムと比べ摩擦が大きい部類になります。
何処かの誰かが「(このフィルムは)まるで目の細かいヤスリだ」と表現していたのを思い出しました。
描き心地はよくなる反面、削れやすくなる。これを是とするか…性格の問題でしょうか。

 

次に、画面が汚くなったから、だとか。
ペーパーライクフィルムを貼ることで、光を受けても反射しにくくなり、
長時間の使用でも目に優しいと言われるノングレアになります。
しかし、ガラスフィルムに比べると画面の発色が良くないのと、全体的にぼやあっと白っぽく見えてしまいます。これが「汚くなった」理由ですね。
そして何より、ペーパーライクにすることで画面の光沢は失われるので
指の滑りは絶望的に悪くなるといっていいでしょう。

「タブレットって指で動かすのに、指触り悪くてなんだかすっきりしない」

だそうです。

うーん難しい。
一ついいから全部いい訳ではないんですねえ。
だからといって悪いものではない。
多様性、というやつでしょうか。