スマホは除菌だ。

すさまじい埃の中に手、どころか腕を突っ込むそんなお仕事。
手のひらはおろか服も埃に塗れている。この手で紙に触れば跡が付くくらいには、黒いのだ。
そんな状態でスマホの画面をタップタップしなくてはならない。
こんな手で触りたくないのだけど、お仕事ですから。

お仕事でなくとも、除菌消毒、マスクマスクで騒がしい世の中
手を消毒したって、スマホはものすごくきっちょない。
そんなスマホを触ってしまえば、手を洗っていても意味はない。

 

なんとかならないのかとぷすぷす燻る。
滅菌できなくても除菌したい…とても。

やっぱりアルコール消毒がいいのかと思って調べてみると
一概にそうじゃないらしい。
こういう場合は無水エタノールを使うべきで、水分を含んでいるものはNGなんだとか。
機械に水は敵ですからね。
ただしアルコールで画面を拭くとコーティングが劣化してしまうらしい。
ラバー部分も同様にアルコールが付くとダメになってしまうそうで。
それでも、除菌の手段としては一番手近ではないだろうか。

 

紫外線による除菌方法もあるみたい。
専用のケースに端末を入れて、蓋を閉めると除菌開始(おまけに充電も)となる商品もあったりする。
思い出してみれば、床屋でも見ることができたように除菌方法としては確実…なのだろうか
紫外線の当てすぎはコームやハサミならともかく、スマホには悪影響なので注意したいところ。

 

結局のところ、菌は肉眼では見えないので確実といえる手段はない。
気休めと割り切る、ある程度の妥協をしたほうが気持ち的には楽な気がしている。
「過ぎる」ことは良くないし。
自宅のある場所にある細菌の数を調べて、結果「ある場所」に入れなくなった文豪もいるくらいだから
やはり考えすぎは良くないのだ。
とりあえず、これから毎日家に帰ったら除菌シートで拭いてみようかな、このご時世だし。