特別支援学校のICTに関するリテラシーについて考える

ICT担当の窓口の先生によって、その学校のICT支援事業での支援員の関わり方が大きく変わることがある(良くも悪くも…)
校長先生などの管理職や現場の先生方の意向よりも、ICT支援窓口の担当者の意向の方が優先されるほどに、その影響力は大きい。

”コンピューターリテラシ―やITリテラシーの高い人を担当者にする”というのが通常のようだけれど、いくらパソコンやネットワークに詳しくても大人同士、ビジネス関係でのお話ができない…というのはそれ以前の問題なのでは?と思う。ICT支援員になったばかりの頃は”何かおかしい…”という違和感でしかなかったが、こうして言葉で表現できるようになるとまた、頭の中でいろいろと考えてしまう。

ITリテラシーがいくら高くてもリテラシーの高くない人だと、メールでの文字を使ったやり取りが難しいようで”電話で直接やり取りをする”といったことが起きる。
(それメールでたった2行、1回の送信で終わるのに…というレベルの内容)

私は先生方のように学校に来ている時はお仕事中。仕事時間は全て教育関係のお仕事をしているというわけではない…
ICT支援員だけが私の業務ではないので、時にはコンビニ、サッカースタジアム、ゲームセンター、建設工事中の現場にいたりする…
いつも事務所にいるわけではないし、不在の時はどこか別の学校に入っているというわけでもない…

ICTの担当者がいない、足りないという学校内の問題は、このITリテラシーの高い人ばかりを集めようとすることが原因ではないか?と思ったりするので
”コンピューターリテラシ―やITリテラシーの高い人”と”リテラシーやコミュニケーション能力の高い人”の両輪で、情報教育の推進をしていくことをイメージしてみてはいかがでしょうか。