ICT支援員に訪れる最初の壁と突破方法

”ICT支援員”といっても、雇用や契約の形態、入校方法、実際に行っている業務など、さまざまな形があると思います。

ネット―ワークやパソコンなど機器の保守、トラブル対応などは、インターネットや機器を使用していれば、多かれ少なかれやってくるものなので、ICT支援員として”やることがない”なんてことは起こり得ないこと。むしろ、日々対応に追われて忙しい…という支援員が多いのではないかと思います。

しかし、そういった業務を他の専門職や他の部署で対応している場合に、ICT支援員の業務のメインは”学校、授業でのICT活用を推進、支援していくこと”になると思います。
そこで、まず最初に現れる”どこから、どうやって先生と関わればよいのかわからない”という壁。

学校に新たに外部から人が入ってくるとなると、どうしても学校の先生に負担がかかってしまいます。先生方も忙しいですから、余計な仕事を増やさないでほしいという本音もあるでしょう。
ICT活用に熱心な学校や先生は”待ってました!”と期待大、ウェルカムな姿勢で迎えてくださることもありますが、それでも学校の先生方みなさんがそうかというと、ICT機器に苦手意識を持っている先生もいらっしゃるので、100%ウェルカムとはいきません。

では、どうすれば良いのかというと、まずは「今現在、困っていることに丁寧に対応する」こと。
そして次に「先生にかかっている負担を上回る、成果と結果を残すこと」です。

(2つのポイント、どちらもコミュニケーションと信頼関係がキーワード)
この2つが達成できて、本来のICT支援員の業務がスタートできるといっても過言ではありません。

しかも忘れてはならないのが、その「成果と結果」はICT支援員にとってのものではなく、子どもたち、教職員の方にとっての成果と結果というところ。
ここを間違える人が多いと思うので、大事なポイントです!(←私自身も最初はわかっていませんでした…苦笑)