ICT支援員にも”業務内容によって向き不向きがあると思うよ”というお話

「ICT支援員/サポーター」といっても”どの学校に、どのように入って、何をしているのか”が違えば、本当に多種多様なICT支援員と呼ばれる人がいるわけで…

(個人的な経験を活かして)福祉の業界で例えるなら…
「介護福祉士」といっても、知的障がい、精神障がい、身体障がい、高齢者、認知症…と支援している対象者が違えば、持っている知識や経験、技術が違います。
「介護支援専門員(ケアマネ)」も、持っている国家資格(医師、理学療法士、歯科衛生士、介護福祉士、看護師、精神保健福祉士など)によって、視点や専門性に違いが出てしまうもの。

ICT支援員も小学校で授業支援をするのと、高等学校で授業支援をするのとでは、児童生徒に対するサポートも、タブレットの活用方法/提案も全く違うものになります。
校務支援では対象が教職員に、直接的な授業支援では児童生徒も対象になるので、対応する相手も変わります。
1つの学校に常駐している支援員と、担当している学校がいくつかあって巡回している支援員と、学校に入る形も様々ですね。

午前中に小学校1年生のはじめてタブレットを使う授業で『カメラをつかうときのやくそく』をサポートした支援員が、午後は高校の情報Ⅰで『知的財産権』をやっていると思うと、そのギャップを想像して笑えてしまうのですが…
↓ 2023年2月8日の記事 高校・情報Ⅰ
https://www.dreamonline.info/archives/7862
小学校1年生から高校1年生まで、著作権や肖像権、ルールやマナーなど全て繋がっていることが見えると、また別の意味でおもしろいですね。
伝え方が違うだけで、抽象度を上げると同じことを言っているだけだったりする。

求められているICT支援員像と、自分のICT支援員のスタイルが一致していると良いのですが…
ある程度経験のある方が、漠然と「ICT支援員に向いていないかも…」と思いはじめたら…
一度、ICT支援員としての”自分の強み”を、あらい出してみると良いかもしれません。