先生方の”近すぎて見えていない”もの

4月もあっという間に折り返しを過ぎ、授業支援もスタートしました。
個人的には小学校に入ることが多いので、久しぶりに中学3年生の教室に入った時は”こんな簡単に言葉だけで通じるって、なんて楽ちんなの!”と正直思ってしまいました。
だって端末の画面提示がなくても「アカウントのアイコンからログアウトする」「Safariのタブを全て閉じる」か「履歴を削除する」など、言葉だけで理解してくれたのだから…
(教職員のICT実践研修より指示が通りやすい…)

学年齢に合わせて伝え方を変えたり、教室全体の様子を見ながら、その場で調整したりしているのですが…
この度の中学3年生の場合は、最初に想定した理解レベルMaxがピッタリ当たったという。
それもこれもICTに関する言語や認識を、どのくらい共有できているか?がポイントだと思うのです。

だって「アカウントのアイコン」「Safariのタブ」が共通認識できていないことには、指示を出すことも受け取ることもできないから。
生徒にとっては初めて使うツールだったのに、ICTの基本ができているので特に何の問題もなくスムーズに進めることができました。

日々関わっておられる先生方は、逆に気が付いていないことも多いのですが、児童生徒が日頃のICT活用で身に付けているスキルは意外とたくさんあるんですよ。