課金の話

かつて、私にはネットゲームにハマっていた時期がある。
2ヶ月3000円程で、年末年始ともなれば少し多めに課金もしていた。

 

今となっては無駄遣いだが、当時は躍起になっていた。
課金額がイコールキャラクターの強さに直結するし、ネットで服を買うことよろしくキャラクターを着飾ることもできた。
しかし、商品やアイテムはランダムで提供される事が殆どで、選んで欲しい物を買うことはできない。
所謂ガチャと呼ばれる物だ。
欲しいものがあるので出るまでガチャを回す、それ故課金額が嵩む。
ゲームの提供側としては、課金してもらわないと存続ができないので仕方のない話だが…。

課金しなくてもできるが課金しなきゃ勝てない。そういう構図がゲーム内には存在する。

某ゲームでは10回ガチャを回すのに3000円以上はかかる。(厳密に言えばゲーム内の通貨を購入しそれで回すという形になる)
欲しいものがあるとして、それは10回で出てくるだろうか?
出るとも出ないとも言える。
そこには確率とも運とも呼べる物が存在しており、欲しいと思えば思うほど出ないという迷信さえある。
ゲームによっては300回ほどガチャをすれば、オマケで目当ての物と交換してくれる仕組みがある。
だとしても自分が満足するための額として3000円は少なく見えてくるではないだろうか?

本来多いも少ないもないのだが、少ないと思わせるようにゲームがデザインされている。
課金はともかく、ガチャというのは良くない文化だとはよく言ったものだ。