ヘッドホン「酔い」

今日の昼下がり、興味深い話を聞いた。
「ヘッドホンを付けてゲームしてたら酔う」
とのことだ。

3D酔いは聞いたことがあるが、ヘッドホンで、というのは初耳だった。

そもそも3D酔いとは、視覚情報と三半規管の感覚のずれによって発症するとされている(諸説あり)
映像酔いの一種だとされていて、乗り物酔いとよく似た症状が多い。
身体は静止しているのに、目から入ってくる情報は動いている、なんじゃこれ?という感じ。

3D映像技術の上がった近年だからこそ起きる「酔い」ではないだろうか。
飛行機や車のシミュレーションで起きたり、映画を見ているときに体調不良に…なんていうこともしばしば、だとか。

 

さてヘッドホン酔いだが。
その酔うとされるヘッドホンを実際に使わせてもらった。

ノイズキャンセリング搭載のBluetoothヘッドホン(結構良いヤツ)

最初は低音の音圧で酔うのかなあと思っていたらそうでもない(そもそも酔いにくい体質)。
調べてみると他にもヘッドホンで酔う人はいるようだ。

 

結局のところ、詳しい原因は分かっていないとされる。
騒音の音波に逆位相の音波を重ねて騒音を打ち消すという、ノイズキャンセリングの仕組みによるもの、というのが有力。
(+1)+(-1)=0 といった感じ

この逆位相の音波がどうやら脳に作用して酔わせる、らしいのだ。
対処、としてはノイズキャンセリング機能を停止する他ないだろう…。

 

もしも、ヘッドホンで酔うんだよなあという人がいたら、それはヘッドホン酔いかもしれない。