こんなところにもCG

すこーし前の話大学の講義で、Boid(ボイド)と呼ばれるプログラムで遊んだことがある。
何の言語を使っていたのか、悲しいけれど忘れてしまった。

 

さて、Boidと呼ばれるプログラムだが
名前の由来はbird-oid(鳥もどき)から来ているように、鳥にまつわるプログラムである。
コンピュータ上に仮想の鳥を多数 表示させ

・分離-「鳥」が他の「鳥」と、ぶつからないように距離をとる。
・整列-「鳥」が他の「鳥」と、大体同じ方向に飛ぶように向きを合わせる。
・結合-「鳥」が他の「鳥」が、集まっている群れの中心へ向かうように方向を変える。

という3つの動きのルールを与える。
その「鳥」達を同時に動かして、群れの動きをシミュレーションするというものだ。

 

たったこれだけのルールで、鳥たちが見せる自然な動きを再現できる。
このプログラムは、改良され映画のCGアニメーションなどに応用されている。
例えば、1992年公開の「バットマン リターンズ」でのコウモリのやペンギンの大群や
確かな情報ではないが「スター・ウォーズ」での集団の行動の表現に使われていたりもする。

 

近年ではCG技術の向上により、ゲームであっても現実と大差ない表現を多く見るようになった。
人体の筋肉の動きをシミュレーションしたものを取り入れたCGなど
「リアルにみえる」というのは、見るものをあっと驚かせる素晴らしい技術だ。
新宿の巨大猫など、おや、あんなところにもCGが。